怒られたくないと思って日々を生きてた。偶に激昂をしている人を見かけるとそっと踵を返す。私はそんな人間です。
そっと気配を消して、穏やかに過ごしたい。
こんばんは、ゴーストライタージンです。
●切腹饅頭
新橋を歩いていると偶然声をかけられた「ジン!久ぶりやん」振り返ると大学の友人のトラだった。
「ジンさん聞いてくださいよ〜」と勝手に話し始めた。大手証券会社に転職した彼は、昨日顧客への大事な連絡を忘れたらしく、今日は謝罪アポとのこと。
「ちなみに大丈夫なの?」と聞くと大丈夫だという。聞けば伝統の技があるそうだ。
【謝罪アポトラの巻】
・切腹饅頭これでしょっぱな小笑いで和ます
・謝罪は早めに対応し、対面でおこなう。電話では終わらせない
・オーバーに話す。謝罪要件と詫びを伝えたら相手の怒りが収まるまで傾聴する。心の中では「胸を貸すつつもりで受け止める」とのこと
・今後どうするのか認識を合わせて約束した上で、取引継続を頂くように言質をとる
・念のためGODIVA(ゴディバ)も用意しておく
はじめと最後はネタなので除いたとしても、劣勢から好転させるプロセスを天性の人間力でやっていることを感じた。
彼はテキトーキャラのように見えて契約は切られたことはないという(連絡は漏れでクレームにならないように気を付けるのが一番よいが)。
なお、今回はふざけていると思われて切腹饅頭は受け取りて貰えなかったそうだ(笑)。
●誇りをもって、人間対人間の対話を
「ゴディバ」の名は、11世紀の英国の伯爵夫人レディ・ゴディバに由来する。
「ゴディバ」のシンボルマークである、馬に跨った裸婦こそが、重税を課そうとする夫を戒め、苦しむ領民を救うために、自らを犠牲にした誇り高き彼女の姿。
名前の由来から、お詫びのお菓子としてもよく用いられる。
ただ謝罪の時は逃げずに対応すれば、よりクライアントと絆が深まるから、人間対人間の対話が大切だと思っている。
●嘘をつかない
ミスが発覚した場合は、すぐに上司に相談し、対応を考えるのが鉄則だ。
悪い報告ほど早く
嘘はつかない
ミスしても会社を休まない
実態を正確に伝え、対応することが大切だ。人命にかかわることは取り返しがつかないが、その他のことであれば落としどころを必ず見出すことができる。
昔、自社メディアを「0円」で売っていた後輩がいた。いわゆる架空受注である。
ずっと嘘をつかれていたので、対応がおくれ会社にもクライアントにも大損害を与えることになった。そうなると信頼は取り戻せない。そんな悪いことしても誰も得しない。
不器用でいい、正直に穏やかに生きたい。そのために謝罪の天才になろう。