仕事とスキル

【新入社員向け】挨拶は何故必要なのか?これだけできればOKな処世術のすすめ

 

こんな方におすすめ

  • これから社会人になる方
  • 新人研修で学んだことが腑に落ちなかった方
  • キャリアを積んで、大切なことを再確認したい方

どの組織にも所属していても新入社員は研修を受けた「挨拶は基本です」「挨拶は大事です」とマナー講師から教えられていると思います。挨拶とパフォーマンスに相関はあるんかいなと私はかなり懐疑的でした。

しかし、社会人経験を重ねるにつれ。一番簡単で便利な処世術だと認識を改めることに至りました。今回は「挨拶」がなぜ大切か考えていきたいと思います。

 

Contents

■ある人事部長のお話

 

私が研修企画の仕事をしていた際に、大変お世話になったクライアントにA社がいます。A社の人事部長さんが述べた言葉が象徴的なので紹介したいと思います。

新人の皆さんは上司先輩から名前を覚えられて、可愛がってもらうことからスタートです。そのためには、挨拶はしっかりとしましょうね。「おはようございます」「ありがとうございます」「ごめんなさい」言えれば大丈夫だから。あと、人事は皆さんのメンターです。研修を通じて皆さんの心音は聴いてきました。配属先で何か嫌のこと、気持ち悪いなぁと感じたことがあれば僕のところにきてくださいね。一緒に頑張りましょう。

このメッセージにはいくつかポイントがあります。拡大解釈ですが以下となります。

・配属後の大切な仕事は上司先輩に認識してもらいます。良好な関係をつくってください。それがスタートラインです。

・スタートラインに立つためには挨拶というツールを上手く活用してくださいね

・配属後も人事はフォローしますので困ったらSOSしてね

自ら落伍者になりたい方はいないと思います。成長を実感すると仕事は楽しいですし、入社したら全力で成果を上げることがもっとも大切なミッションです。そのための超基本的で便利なものが「挨拶」となります。

■挨拶の定義と機能

辞書を開くと挨拶の意味は以下になります。

  • 人と会ったとき取りかわす儀礼的な動作・言葉。
  • 儀式・就任・離任などの時、祝意・謝意・親愛の意などを述べる言葉。

禅宗において僧が問答を繰返し合う意味、また単に受け答えの意味として使われた歴史があります。現在では他人に対して尊敬や親愛の気持を表現動作、言葉とされ、「あなたのことを認識していましたます」「あなたに近づきたいです」というメッセージとなります。

■挨拶の効果とは

効果に関しては、人それぞれ感じ方が変わると思いますが、挨拶をされて嫌だと感じることは無いと思います。(稀に耳元近くでやたら大きな声でテンプレ挨拶するコンビニ店員さんはいますが… )

挨拶がちゃんとできるビジネスパーソンには顧客と結果がついてきます。私の元メンバーのタマさんは挨拶を徹底してやる子でした。帰宅する際は必ず「ジンさん!お疲れ様でした」「ジンさんこの前ありがとうございました!」と私の名前を枕につけて挨拶してくれました。挨拶された側は安心します。あの子感じめっちゃええやん!と顧客対応しても問題ないと勝手に判断するので、どんどんチャンスを与えていくことになります。結果として出世も早かったですし、私が退職する際には本当に“すべて”を彼女に託しました(笑)。

挨拶をすると前向きな雰囲気が生まれ、職場にプラスのエネルギーが溢れます。

挨拶には魔法があります。そして、うまく活用すると関わるステークホルダーの信頼を勝ち得て、ビジネスを円滑に運ぶことができます。挨拶を習慣化させることを強く勧めます。

■挨拶を阻害するもの

「挨拶別にしなくていいや」という勢力や雰囲気です。慣れてくると挨拶が緩慢になりがちです。挨拶は非常に効果がありますが、やらなくても生きていけるので徐々にフェードアウトしていく危険性があります。そこを理解したうえで、新人の皆さんは孤軍奮闘挨拶を続けてください。「あいつええやん!」ときっとあなたを見ている人がいます。

■まとめ

挨拶は社内のステークホルダーと関係構築するための大切なツール

挨拶ができる人は顧客と結果がついてきます

職場に前向きな雰囲気を出す魔法をもっている

挨拶に関しては主観的な意見となりますが、やって損は無いと思います。ぜひ明日から試してくださいね。

それではまた。ありがとうございました。

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