仕事とスキル

社内政治は苦しい…でも必要。悲劇のヒロインよりもバランス人間を目指せ[新人向け]

ライターのgin(ジン)です。新社会人向けに、マインドセットやビジネススキルに関して書いています。

石の上にも3年と言われました。今はそう悠長に構えてられません。

今回はVUCAというトレンドワードを引き合いに社会人に必要なマインドをお話します。

こんな方におすすめ

  • 人事のトレンドワードを押さえておきたい方
  • 社会人としてのマインドセットをしておきたい方
  • まだ社内で軸足が定まっておらず、不安がある方

 

 

はじめに

わたしの幼少期。ブラウン管に映る、命を賭して強大な敵に挑むキャラクターに憧れました。また、のっぴきならない状況でも忍ぶ耐える描写も多かったです。そんな作品に影響され、「負けるとわかっていても戦う」「自己犠牲」がわたしの美徳となりました。

わたしはおっさんですが…これが悲劇のヒロインのはじまりでした。結論としては負けるとわかっているのに単騎で乗り込んではだめです。絶対に。

ビジネス環境の変化・求められる能力

日々に追われると感じにくいのですが、10年前と比較すると恐ろしいスピードで環境が変化しています。今のビジネスモデルが通用しなくなり、変化を余儀なくされる企業も多くいます。

ある取材でアパレルメーカーの代表が「まさかうちの市場がなくなると思っていなかった」と泣きながら語っていたのを鮮明に覚えています。AIの台頭で今後も変わっていきそうです。現在の状態はVUCAと呼称されます。

VUCAとは、一言で言うと「予測不能な状態」を意味し、「V(Volatility:変動性)」「U(Uncertainty:不確実性)」「C(Complexity:複雑性)」「A(Ambiguity:曖昧性)」の4つの単語の頭文字をとった言葉です。元々は1990年代後半に軍事用語として発生した言葉ですが、この数年でビジネス界においても急速に使われるようになりました。<GLOBIS CAREER NOTE/ VUCAとは?予測不可能な時代で生き残るための5つのスキルとOODAループ>
https://mba.globis.ac.jp/careernote/1046.html

また求められる能力も変化しています。英オックスフォード大学のマイケル・オズボーン教授が2017年にもAI時代に必要な能力を分析した「スキルの未来」という論文を発表しています。

「スキルの未来」では英国と米国で調査し、成長中の職業に関連して将来需要が高いスキルや能力、知識をランク付けした。これは米国の調査に基づいたもの(H Bakhshi, JM Downing, MA Osborne, P Schneider「The future of skills: Employment in 2030」2017より <前刀 禎明の「モノ売る誤解 買う勘違い」より抜粋>

その中で、1位は「戦略的学習力」。新しいことを学んだり教えたりするときに、状況に適したトレーニングと手順を選んで最適解にたどりつくことと定義できます。よりアタマを使ってビジネスをする。

何も考えずに同じ作業を行うのはAIに置換されますし、無策・無謀で市場に飛び込むのも淘汰されます。より考え抜いた上で、バランスのとれた行動(=戦略)が求められそうです。

戦略的な行動・政治力をつけよう

前段、社会の大きなうねりに触れましたが、会社という限られたコミュニティのなかでも「より考え抜いた上で、バランスのとれた行動」が必要なシーンがあります。例えば派閥の中で立ち回りです。

せっかく関係性を積み上げても、ある日人事が変化を加速させるために人を動かしたら?ズブズブだった部長がいなくなることもあります。いろんな人、世代も思想も違う多様な人と「うまくやる」ことが求められるのです。

また与えられた仕事を黙々とこなせれば良いわけでもありません。時には仕事を取りに行き、誰もが避ける仕事を戦略的に受けて、交換条件を引き出すことも重要です。「戦略的学習力」を身近なことばに直すのであれば「政治力」です。

なぜおっさん(わたし)は、政治政治言うのでしょうか。それはわたしが政治を無視して、行動し結果として敗北したからです。

社内でパワーをもっている人間が嫌い。●●さんはどこに異動だ、●●さんが来るらしいといった人事の話にも興味がありませんでした。

一匹狼。相手が剛できたら「負けるとわかっていても噛みつく」スタンスでした。結果として出世は遅れ、人も寄り付かず、情報にも乗り遅れ、自分が理想とする役をもらえませんでした。仕事に全霊を捧げていたわたしにとっては悲劇でした。

ビジネスにおいて自我よりも成功を大切に

政治にはコツがあります。「仲良くする」のではなく「うまくやること」です。

そして自分を含む周りの人が傷つかないようにデザインをすることです。そのためには自我ではなく、状況分析をし、戦略的な行動をすること。決して服従ではなく、相手がもとめている理想像を引き出し、そうなるようにパートナーとして振る舞うのが大切です。

このコツに気づいたときに、退任した安倍元総理が浮かびました。トランプというあきらかにヤバいおっさんに対して、ゴルフをし、ハンバーガーでもてなし、日本の利益のために様々なことに調整をかけたシーンです。

あなたの社内にも厄介なおっさんがいると思います。対話してますか?ぜひ挨拶から始めて、彼の理想を聴きだしてみてください。あなたにとって新たなビジネスの扉が開くかもしれません。

読んでいただきありがとうございます。また会いましょう。

gin&Co.

西のライター。広告と教育研修に携わり今に至る。自身の経験から「キャリアと転機」「仕事とスキル」「くらしと生活」のテーマが得意。過去にフィールドセールスとして年間3万件の飛び込み営業をした経験がある。そのサバイバル経験から仕事とはどうあるべきか…身近で本質的なスキルを発信する。酔うと他人におごる癖があり、翌朝はドキドキが止まらない。

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