就職活動

企画立案のつもりで就職活動をやってみる

就職活動を本質的に分析して、具体的なアドバイスを伝えているライターのgin(ジン)です。

今回は、就職活動をどんな気持ちで対峙すればよいのかマインドセットの意味を込めてお話をしたいと思います。

私は就職活動を何度もしています。会社を4回変わって、回を重ねるごとに真理に近づいっていきました(笑)。人としては、あんまり良い手本ではないのですが、新卒、中途含め、就職活動に関しては詳しいです。この記事では就職活動の捉え方を解説していきます。

こんな方におすすめ

  • これから就職活動をはじめる方
  • これから会社に入社をする方
  • 転職活動を検討している方

それでは、話を進めてまいります。

Contents

実ビジネスの企画立案と就職活動の類似

仕事は、顧客の創出のために新しい製品・サービスや価値を生み出していくものです。

価値創出の仕事は多岐にわたりますが仮に「企画立案」とラベリングします。その「企画立案」に就職活動は似ていることに気づきます。

類似点をまとめました。

自分=「製品」「サービス」と置き換えて考えていくとわかりやすいです。

それぞれの項目がどのように類似しているか整理していきます。

市場調査/情報収集

「製品」「サービス」はまだ具体化されていません。市場にはどんな製品・サービスがあり、競合はどんなものなのでしょうか、ターゲットと成り得る人はいるのでしょうか。調べる必要があります。

就職活動に置き換えると、サイトに登録したり、インターンシップに参加する、先輩から体験談を聞く、業界地図を読むなどがそれにあたります。また、自分自身が好きなもの嫌いなものを100個書き出したら何か見えてくるかもしれません。

現状分析/自己分析

自社のリソースはなにがあって、またどんな課題解決をすることに価値をみいだせるのでしょうか。得意・不得意などふくめて、市場やステークホルダーの期待と自社が提供できる価値を洗い出していきます。

就職活動に置き換えると、自分てどんな人?何が好きで、何が嫌い?どんな状態の時に力が沸く?興味があってやりたいことは?その理由は?など考えつくだけ書き出してみましょう。この作業は量が効果を発揮します。沢山書きましょう。

ターゲット分析/企業分析

自社が対峙すべき市場と提供する価値の姿が明らかになったら、具体的に誰をターゲットにしていくのか考えていきます。ペルソナやカスタマージャーニーマップを作成しながら、よりターゲットの思考心理に迫っていきます。どうしたら喜んでくれるのか顧客の声に耳を傾けたり、想像したりします。

就職活動に置き換えると、企業分析(企業研究)といえます。この会社の事業は何で、各職種はどんな仕事内容なのだろう。ミッション遂行のためどんな人物をもとめているのだろうか?そして、「私」は何故この会社に惹かれるのか?価値提供をしたいのか?考えて言語化していく必要があります(簡単ではないとおもいますので、別の記事で詳しく解説します)。

コンセプト設計/自己PR作成

ターゲットが決まったら、自社として絶対に伝えたい、揺るがない価値を決めていきます。製品・サービスの全体像はもちろんですが、価値の根幹であるコンセプトを設計することが最も大切です。

就職活動に置き換えると、自己PR作成に近いと思います。自己PRがあって、次に志望動機につながります。就職活動特徴としては、企業(ターゲット)に応じて、自己PRの内容が変わってくる可能性があるかもしれません。本来であればコンセプトはブラさないのですが、多面的に見せ方や訴求内容を作成する必要がある可能性があります。

プレゼンテーション/選考開始

自社内外のステークホルダーに承認を得るために製品・サービスの価値を説明し、市場へリリースするための承認を貰います。複数回プレゼンテーションを行う過程で、フィードバックをもらい、その製品・サービスの内容や質は高まりを見せます。

就職活動に置き換えると、選考開始に伴い、リクルーター面談、人事面談、役員面談で様々な話をすることに近いです。

短時間に「自分の有能さ」「企業が採用する価値に値すること」を話さなければなりません。会話することも求められるので、台本丸暗記ではダメな時もあります(簡単ではないとおもいますので、別の記事で詳しく解説します)。補足すると不採用になることは、あなたにとって良いことかもしれません。ターゲットのニーズにマッチしていないことが早い段階でわかれば、市場やターゲットの変更など軌道修正が取れるからです。

※他の記事でも解説しています。

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施策開始・市場投下/内定研修・勤務開始

実際にリリースされたら、成果が出るまで追いかけ続けます。製品・サービスを大きくして、事業拡大するのは、自分次第です。固い信念で臨みます。

内定を取って終わりではありません。人生の半分は仕事に費やすと言われています。ここからがはじまりです。

時間をかけるべき分析

新卒一括採用の怖いところは、ある時期になったらスタートすることです。

大学2年生から、あるいはその前から計画を立てて準備していれば別ですが、自己分析や企業分析がままならないまま活動がスタートします。これがあとあと問題になってきます。例を挙げると「こんなはずじゃなかった」という入社後アンマッチです。

自論ですが、就職活動で一番時間をかけるべきことは自己分析と企業分析です。これが足らないとコンセプトも生まれませんし、提供すべき価値もわからなくなります。また、ブラック企業にも捕まりやすくなります。

自己分析や企業分析をサービスを使って効率よく行いたい場合は、エージェントを利用するのもアリかもしれません(あくまで、自己分析の補助として、完全に依存するという意味ではありません)。詳しい人に話を聞いてみることで、自分の思考や視点の穴を発見できるかもしれません。

※エージェント関してはこの記事でも触れています。

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私は4回転職をしています。同年代でも多いと思います。しかし、私自身はひとつの会社で勤め上げたいと考えていました。

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この記事の続編は随時公開し、補足していきます。

 

月並みなメッセージかもしれませんが、就職活動で迷ったら一番は自分の幸せを考えてください。強くすすめませんが、お金の折り合いがつけば就活浪人もアリかもしれません。納得するまで続けてください。

読んでいただきありがとうございます。皆さんの成功を祈っています。また会いましょう。

 

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