就職活動

なんで自己分析ってやるんだろう?隠されたねらいと有効性を解く[就活編]

こんばんはgin(ジン)です。今回は就職活動で必ず行う「自己分析」に関してお話をさせて頂きます。自己分析がちゃんとできると他者分析も上手くなり、恋愛や組織マネジメントで活用できる副次効果があります。でも何故自己分析を行うのかはあまり論じられていないのでここで紹介します。

自己分析のメリット

  • 自分の得意・不得意がわかることで、業務にアサインされた際に準備と対策ができる
  • 他者(マネジメント層)もあなたへの理解が深まり、業務が円滑に進められる
  • 思い込みや自暴自棄にならず、冷静な対応ができる  ※詳細は本文で解説します。

Contents

はじめに

なぜ就活で自己分析をやりなさいと言われるのでしょうか。ちなみに大学生のわたしは自己分析が嫌で嫌でたまりませんでした。なんでやるんやろ?と疑問視していた記憶があります。

理由は2つあります。①自分自身の性格(パーソナリティ)や行動特性(コンピテンシー)を明らかにすることで向いている職種、風土などを予測することができ、自身の得意不得意を認知できるから。②他者(企業または上司同僚・パートナーなど)は相手の性格(パーソナリティ)や行動特性(コンピテンシー)を理解した上で、最適な仕事の割り振りや役割を与えることができ、相手を知ることでコミュニケーションも円滑にとることができる。そういった理由があります。

ただし注意すべき点もあります。適性テストなどの診断ではおよそ22%程度しか対象(あなた)の性格(パーソナリティ)や行動特性(コンピテンシー)はわかりません。+面接をして50% +行動観察や生活を共にして78%程度見えてくると言われています。

前置きが長くなりましたが、メリットはあなたと相手の双方があなたのことを「認知」できることにあります。では試しにパーソナリティ診断をやってみましょう。

自己分析に活用できるサイトやツール

無料性格診断テスト、性格タイプ詳細説明、人間関係およびキャリアのアドバイス | 16Personalities
http://www.16personalities.com

例えば上記のサイトでは質問に回答してくと16のタイプのうちあなたがどのタイプか提示してくれます。

ちなみに私は「“提唱者”型の性格」でした。1年前は「仲介者」だったので、経年で変化しているのかもしれません。わたし自身は強く主張することなく生きてきましたが、過去にクライアントから「あなたは政治家に向いている」「君は宗教家になれるとちゃうか!?」と言われたことがあります。自分では否定をしたいのですがそう判断をする何かが外部に漏れだしているのかもしれません(汗)。

SPIの性格検査とは?|就職準備応援サイト|リクルートマネジメントソリューションズ
SPIの「性格検査」について、どのような検査なのか、また、どのような準備が必要なのか。をご紹介しています。

リクルートマネジメントソリューションズがリリースしているSPIは日本で一番流通している性格診断です。臨床心理学がベースとなっているそうです。

http://www.recruit-ms.co.jp

マイナビ2021 - 自己分析ツール「適職診断MATCH」

http://job.mynavi.jp

マイナビが運営する適職診断は世界で一番流通しているSHLのテストがベースとなっていると記載されています。SHLのテストは統計学と行動心理学がベースとなっているそうです。

性格(パーソナリティ)や行動特性(コンピテンシー)診断は対策できるか?

できるかもしれませんが、嘘つくと矛盾した結果となります。適性検査は正直に受検することを強くお勧めします。

仕事をしているあなたの絶好調の状態をイメージしてありのままに回答をする

前日にネガティブなことがあると結果に影響するかもしれない。平常な心理状態で臨むべき

診断結果は面接時の参考資料となる。検査結果と対面での印象に矛盾があるとマイナス印象になる可能性がある

企業側は性格(パーソナリティ)や行動特性(コンピテンシー)のハイパフォーマーモデルを持っている

企業は自社にマッチする人材を採用したいと心を砕いています。

当然適性検査を行う背景には、自社のハイパフォーマーのコンピテンシーモデルを持っています。例えばウチで活躍できるタイプはヴァイタリティが高く、問題解決志向が強い人間だ といった感じです。

とはいえ、多様性の時代なので全く同じタイプを採用しているとも言えません。採用基準は門外不出のため多くは語られませんが、時代に応じで柔軟に変化しているはずです。

ここで強く言いたいのは「適性検査で落ちたわ~」で凹む必要はないということです。むしろ喜んでください。間違って入社したら大変だったかもしれません。

わたしのケースをお話します。ある大手メディアとして入社後営業職として従事しました。2年後に新卒でA君が入社します。彼は営業成績が抜群に優秀で史上最速でマネージャーとなり、出世街道を爆走していきました。わたしは職位も抜かれました。ある日、適性検査の結果を彼と見せ合いっこしました。驚愕…Aとわたしの結果が見事に対称、真逆の波形を出してました(笑)。

おそらくAは会社のコンピテンシーにマッチする人材だったはずですがわたしは…。

わたしを採用したボスにヒアリングしたところ笑いながら

「同じのばっか集めてもしゃーなしやろ。変わり種がほしかったんや。リーマン後1発目やし、かましてやった」

と言われました。個人的に象徴的な言葉でした。わたしは営業職として努力をし目標金額は達成そしていましたが、社内表彰で努力賞止まりでした。行動特性的に「登れない階段」が存在しており、欠損があったのかもしれません。

繰り返しになりますが、ここで伝えたいのは自分の性格や行動特性を理解して仕事や企業選ぶ方が長期的にはストレスなく結果が出せる可能性があるということです。

恋愛にも転用できる自己分析

企業を恋人と置き換えれば同じことが言えると思います。お互いの性格の不一致に蓋をして無理して付き合っても長続きしません。また容姿や収入・ステータスだけに価値を見出してもその恋は短期的に終わりそうです。ベタですが相性って大切なんです。

上司部下の関係でもお互いに性格を理解できていれば、やりやすいはずです。上司は「あいつの性格的に今は叱責ではなく、原因分析をロジカルに促した方が納得感を得やすいな」などタイプに応じて対応を変えるとコミュニケーションは円滑になります。

お互い性格を知るために、自己開示するチームビルディングの会議をしてもよいかもしれません。

まとめ

自己分析により性格や行動特性を認知することは 自分のため 他者のために有効である

適性検査(パーソナリティなど)の結果で凹む必要はない

仕事も人も相性がある。マイナスをプラスに持っていくためには努力が必要。適性というものがあることを自覚すべき

長くなりましたが、読んで頂きありがとうございました。また会いましょう。

 

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